工藤会 「特定危険指定暴力団」 11回目の延長 県公安委

暴力団対策法に基づく「特定危険指定暴力団」に全国で唯一指定されている工藤会について、
福岡県公安委員会は「暴力行為を行う恐れが継続している」として、指定の延長を決めました。
延長はこれで11回目です。

北九州市に本部がある工藤会は全国で唯一、「特定危険指定暴力団」に指定されていて、北九州市や福岡市など定められた警戒区域で
所属する暴力団員が市民や企業に対し用心棒代や工事の下請けへの参入などの不当な要求を行うと、警察はすぐに逮捕することができます。

工藤会について福岡県公安委員会は「暴力行為を行う恐れが継続している」として、今月26日に期限を迎える
「特定危険指定暴力団」の指定を延長することを決めました。

指定期間は今月27日から1年間で延長は、これで11回目です。

工藤会をめぐっては、48歳の幹部が「FX」取り引きをめぐる金融商品取引法違反の疑いで先月逮捕されたほか、
傘下組織の幹部が県内の会社役員の男性に不当に金銭を要求したとして逮捕されています。

警察によりますと、工藤会の県内の構成員は、ピーク時に比べて4分の1以下に減っていますが、
福岡県警は、引き続き取り締まりを徹底することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20231214/5020014723.html