千葉県成田市名木の観光牧場「成田ゆめ牧場」で4日、地面に掘った穴の深さを競う大会が開かれた。

 161チーム約900人が参加。1チーム最大6人が市販のスコップとバケツ、ロープ、ハシゴを使い、30分以内にどれだけ深く掘れるかを競った。記録は総合優勝3・22メートルのほか、「女性部門」1・79メートル、「チビっ子部門」1・36メートルだった。優勝賞金は10万円。

 川崎市中原区、会社員、遠藤和志さん(29)は「太ももがパンパン。穴を掘るという単純なことなのに奥が深い。会社の仲間と協力し、絆が深まった」と疲れた表情。沖縄県豊見城市、薬剤師、保良結さん(30)は「がむしゃらに掘った。達成感がある」と話した。

 大会は2001年から始まった。冬場の集客が課題だったため、インパクトがあって大人から子どもまで参加できる競技として企画された。【中村宰和】

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