おっと~、ロシアが内部崩壊していくぞ!
https://news.yahoo.co.jp/articles/196da0a0d6913bca52ec5a056446775185518e42?page=3


ロシアで起きているデモ

 ロシア連邦を構成する中部、バシコルトスタン共和国で2024年1月、活動家のフェイル・アルシノフを支持する抗議デモが何度も発生した。最初は首都ウファから南東約1400キロに位置するバイマクで、ついで首都ウファにまで波及した(下図を参照)。ウクライナ戦争が始まって以来、ロシアで最大規模の抗議デモとみられている。

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こうした暴挙の全国的な広がりを通じて、ウクライナ戦争が少しずつ、ロシア連邦の屋台骨を揺さぶりつつあるといえるかもしれない。プーチンはロシア連邦の中央集権化をはかってきたが、いまではFSBによる「抑圧」によってしか、そのタガを維持できなくなっているようにみえる。その意味で、プーチンの無力化、暗殺、突然の自然死によってロシア連邦の「分断」が起きるかもしれない。

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くすぶる独立指向

 自らを世界の中心(中華)に位置づける中国と異なって、ロシアには、国家を一つに収斂させようとする強いベクトルの力が働いているようには思えない。よく知られているように、ロシア連邦に属する16の共和国のうち14の共和国は、1990年8月のロシア自身の主権宣言の後、自らを主権者と宣言した。

 このように、共和国のなかには、いまでも独立を求める息吹が残っている可能性がある場所がある。「タガ」が緩むだけで、ロシア連邦に大きな亀裂が入る可能性は残されている。