豪首相、中国に「激怒」 豪作家への執行猶予付き死刑判決で

[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は6日、中国・北京の裁判所が5日、スパイ容疑で拘束された中国系オーストラリア人作家ヤン・ヘンジュン(楊恒均)氏に執行猶予付きの死刑判決を言い渡したことに「激怒している」と述べ、引き続き釈放に尽力すると言明した。
アナリストは、この問題で豪中関係が悪化する可能性は小さいものの、何年にもわたる緊張関係修復に向けたオーストラリアの働きかけの限界が試されることになるとの見方を示した。
首相はキャンベラで「われわれはまず中国に幻滅と失望、いら立ち、要するに激怒を伝えた。引き続き、最大限の要望をしていく。もちろん、昨日中国大使を召還したが、あらゆるレベルで要望を行っていく」と述べた。
さらに、豪政府が「中国によるこのひどい仕打ちに対し、直接かつ明確に対応する」と述べた。

https://jp.reuters.com/world/china/HPJ6SPZUYZKUVCR6TLJJUL3SZM-2024-02-06/