〔米株式〕NYダウ続伸、96ドル高=ナスダックも高い(7日午前)
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時事通信

 【ニューヨーク時事】7日午前のニューヨーク株式相場は、本格化している企業決算の内容がおおむね堅調と受け止められ、続伸している。午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比96.06ドル高の3万8617.42ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が53.42ポイント高の1万5662.42。
 1月中旬から、大手銀を皮切りに始まった昨年10〜12月期の企業決算発表が佳境を迎えている。報道によると、S&P500種株価指数を構成する企業のうち、過半数が業績を報告済みで、このうち8割強が市場予想を上回る収益を計上した。7日朝は、市場予想を上回る調整後1株利益を確保したフォード・モーターなどが買われている。
 一方、この日は目立った経済指標の発表はなく、前日に続いて、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らによる金融政策に関する発言が注目材料。午後にかけて、クグラー、ボウマンの両FRB理事のほか、コリンズ・ボストン連銀総裁、バーキン・リッチモンド連銀総裁がそれぞれ講演を予定している。
 個別株を見ると、素材、ヘルスケア関連銘柄がしっかり。半面、10〜12月期の売上高が市場予想に届かなかった写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営するスナップが31%超安と急落。また、経営不安が広がっている地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープも5.5%安と続落している。(了)
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