「アベノミクス、地方疲弊に拍車」野党が批判 首相、軌道修正認めず

 地方で深刻な過疎化への対応が7日の衆院予算委員会で取り上げられた。

 立憲民主党の湯原俊二氏が「新自由主義的な国づくり、アベノミクス的な考え方が地方の疲弊に拍車をかけている」と批判し、「軌道修正する意味で『新しい資本主義』という言葉を2年前に出したのか」とただした。岸田首相はデフレ脱却や雇用拡大などに触れ、「アベノミクスの様々な成果の上に、新しい資本主義、成長と分配の好循環を実現する」と答弁した。

 日本では高齢化が進み、2040年には働き手の中心となる現役世代(15〜64歳)がいまより2割近く減り、特に地方で著しい。朝日新聞はこの状況を「8がけ社会」と名付け、今年1月に連載記事で報じた。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASS2764L2S27UTFK015.html?iref=sp_new_news_list_n