他人名義のスマートフォンで、NTTドコモの電子決済サービス「d払い」を不正利用して架空決済を繰り返し、カード会社から約1000万円をだまし取ったとして、大阪府警国際捜査課などは2月5日、電子計算機使用詐欺などの疑いで、大阪市生野区新今里のベトナム食料品店の実質経営者、レ・ドゥック・ロン被告(29、同未遂罪で起訴)を再逮捕した。
府警はこれまでに、レ容疑者を含む22~30歳のベトナム人グループの男5人を逮捕した。23年5月からd払いの不正利用を繰り返し、2000万円以上を詐取したとみて実態解明を進める。

 他に逮捕されたのは、兵庫県尼崎市のベトナム料理店経営、チャン・フー・ディエップ被告(29、同)ら。メンバーは同年5~8月ごろ、他人名義のスマホでd払いの架空決済を繰り返したり、家庭用ゲーム機を購入したりした疑いがある。
府警はグループの関係先から約200台のスマホを押収。200人以上の在留外国人らの名義で、ドコモ側と600回線以上契約していた。

 レ容疑者は1日に多いときで600回以上の架空決済を繰り返し、不審に思ったカード会社側が23年6月、「店の規模からして異常な売り上げを確認した」と通報して発覚した。府警は、ベトナム人グループに他人名義のスマホを転売した別の集団がいるとみて捜査する方針。

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d払い決済1日600回「異常」通報で発覚 不正利用疑い、ベトナム食料品店の男再逮捕 - ITmedia NEWS
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