弟への傷害容疑で兄逮捕 火災起き遺体も、福岡

福岡県警西署は10日、同居の弟(22)に包丁でけがをさせたとして、傷害の疑いで、福岡市西区の無職、浜田伊知郎容疑者(23)を逮捕した。火災も発生し、焼け焦げた状態で性別不明の遺体がベランダで見つかった。同居する祖母(74)と連絡が取れておらず、同署は身元の確認を進めるとともに、詳しい状況を調べている。

逮捕容疑は10日午前1時5分ごろ、弟に包丁を振り下ろし、両手のひらに切り傷を負わせたとしている。容疑を認め「理由は思い出せない」と供述している。

署によると、弟が自室で友人らとオンラインゲームをしていたところ、浜田容疑者が包丁を持って入ってきて、もみ合いになった。友人が110番した。浜田容疑者は弟と祖母の3人暮らしという。

火災は午前1時10分ごろ、目撃者から119番があり、約70平方メートルが焼け、約2時間後に鎮火。浜田容疑者と弟は煙を吸い込んで病院に運ばれたが、軽症で同署が事情を聴いていた。

https://www.sankei.com/article/20240210-7LFCB2JOPBK7TP4NSLE2ML6MWI/