「最愛のネコを絶対に救いたかった。だからキッチンに走り、トングを手に取った」とデインズは振り返る。そして愛するネコがすでに毒ヘビにかまれていた場合に備えて、デインズはヘビの写真を撮った。ヘビの写真があれば種を特定し、適切な抗毒素を投与できる。

デインズはトングを使い、まだ苦しんでいる様子のメイベルからヘビを引き離し、やっとのことでメイベルは自由の身になった。

「家族で最もヘビに詳しい息子に連絡したら、90%の確率でイースタンブラウンスネークだと言われた。そのとき、本当の意味で恐怖に襲われた」とデインズは話す。「夫は車で1時間以上かかる場所にいたため、成人した娘と息子が急いで帰ってきた。子どもたちが到着したとき、ヘビはまだ玄関の前にいた。ヘビは2人に襲い掛かり、その後、庭に逃げ込んだ。それから姿を見ていない」

■ネコがヘビにかまれたときの反応は

幸い、メイベルは無傷だったようだ。しかし、ヘビにはネコにかまれた傷がいくつかあったため、命を落とした可能性もある。

「ネコの反応はさまざまで、ヘビにかまれた影響が遅れて出ることもあるため、最初の24時間は交代で見守った。すでに48時間経過しているが、彼女は元気なままで、今は冷蔵庫の前に座り、2回目の夕食をくれと私に訴えている」とデインズは説明する。

「メイベルは今回、九死に一生を得たと思う。すべての運を使い果たしたかもしれない。彼女はとても高齢で、痩せて衰弱しており、脳腫瘍と診断され、すでに宣告された寿命より長生きしている。だから、彼女が私たちと一緒にいられる時間は、年単位ではなく月単位であることはもうわかっている。それでも、もう少し一緒にいられることにとても感謝している」

実はほんの数年前にも、デインズの若い飼いネコがイースタンブラウンスネークにかまれたことがあるそうだ。そのときはすぐに反応が現れたが、幸い、数分で獣医に連れて行くことができ、集中治療によって一命を取り留めたという。