「オプションどうします? 2万円で最後まで。1万円で手ね」

流暢な日本語だが、明らかに中国系と思われるアクセントだ。

「最後っていうのは何?」と水を向けると、「それは言えないよ」と濁したが、もはや言わずもがなだった。

こちらにその気がないとみるや、彼女は「ここに来てオプションしない人初めて」と急に顔を曇らせ、おざなりなマッサージを無言で60分続けたのだった。

「首都圏のタワマンの部屋で、性的サービスを提供している違法風俗業者は少なくとも10軒以上ある」