ロシアがNATO攻撃情報、プーチン氏は否定も…ポーランド「逆に疑念」 デンマーク国防相「3~5年以内の可能性」

ロシアのウクライナ侵攻から2年が近づくなか、プーチン大統領の「次の動き」に西側諸国が警戒を強めている。デンマークのポールセン国防相は9日、ロシアが3~5年以内に北大西洋条約機構(NATO)加盟国を攻撃する可能性を示す情報があると話した。地元紙に「ロシアの軍装備生産能力は驚異的に向上している」と指摘した。

ドイツのピストリウス国防相も1月、ロシアが5~8年以内にNATOを攻撃する可能性に備えるべきだとの見解を示している。

プーチン氏は6日に行った米ジャーナリスト、タッカー・カールソン氏との単独会見で、「ポーランドやラトビアに関心はない」と発言し、NATO諸国への侵攻拡大の意図を否定した。

ただ、ポーランドのコシニャクカミシュ国防相は9日、「信憑(しんぴょう)性はなく、警戒を緩めることにはならない」と述べた。「計画していないと繰り返されると、逆に疑念を抱かざるを得なくなる」と語った。

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