テレビ局に「放送するな」高知小2水難事故の関係者が送りつける悪質な“嫌がらせ”の手紙

いじめ探偵に妨害工作を仕掛ける「犯人」の正体

この4年、あからさまな妨害行為は日常茶飯事であった。メディア出演が決まれば、本テーマではないのに、アイツ(阿部)を出演させるなという手紙が届く。

別件の取材を受けても、嫌がらせのメールや手紙、全く関係のないテーマでも抗議の電話が鳴るわけだ。相談メールフォームへの嫌がらせや公開されたメールアドレスをスパムメールに登録するなどは当たり前にあった。

例えば、ある番組が「高知県小学生水難事件」を大々的に取り上げたところ、放送局宛に放送するなという手紙が届いたことがあるが、ここには警察内部や学校内部のことがあまりに詳細に書かれていた。とはいえ、内容は半分嘘であり、憶測の範疇を出ないものであったが、コンプライアンスに厳しい今の放送業界では当然にリーガルチェックが入る。

送り付けてきた方は、立派な文面を認めたつもりが、読む側の立場や専門性からすれば、極めて幼稚で病理性を感じたようであった。

私はこれを送り付けてきた人物を知っている。

当人は一応の小さな世界の有名人であるから、明言は避けるが、当地の現市議会の関係者である。

つまり、高知県小学生水難事件は、当地の有力者が、無かった事にすることに決め、そのために妨害工作を図った、田舎特有の全体主義に毒がまわった事件であるのだ。

一般に日本の政治と行政のシステムは現代民主主義国家であるから、自治体行政機構が硬直すれば、議会が機能し、首長が機能するように作られている。

しかし南国市は、現役の議員に毒がまわり、首長は無選挙で決まるのだ。環境が人の上に人を作り、法などは通用しない治外法権が成り立っているのだから、教育委員会はあからさまな嫌がらせを継承して違法的時間稼ぎをすることすら問題にならないわけだ。

民主主義のなれの果て、既得権と何かの威信という毒まんじゅうがそこら中にあたりまえにある世界なのだろう。

これでは、よくなるものもよくはならない。

被害者は泣き寝入ることを良しとし、加害者は反省の機会もはく奪される。加害者天国が成り立つわけだ。

だからだろう、現地からの相談は後を絶たない。理由は、いじめ事件を隠蔽し、事件を無かった事にしようとした反動で、いじめなどが起きるはずはないとしたいことから、実際に起きるいじめに「対応しているふり詐欺」を繰り返す行動をしているからだ。

事件発生当時の関係者とも言える教員のうち、1人は少なからず消息不明となっているとも聞いている。

そういえば、ご遺族に内々に手紙をよこした記者さんもどこかに飛ばされてしまったということだった。もはや、第三勢力とも言える権力の監視役たる報道が、偏向報道をして権力の広報誌になっていれば、正しいということはその地域に生きている人からすれば、わかってはいるがそれでは生きていけない無駄なものになるだろう。

https://www.mag2.com/p/news/583486