松本の在京キー局のレギュラー番組は6本あった。松本が画面から消えたことにより、視聴率が落ちた番組がある。一方で、意外や数字が大幅に伸びた番組も存在する。

 視聴率が大きくアップしたのはフジテレビ「まつもtoなかい」(現「だれかtoなかい」日曜午後9時)である。松本の休業を誰も予想しなかった昨年12月3日放送の個人視聴率は3.8%(横並び4位)だった。100人のうち3.8人が観ていた。コアは3.9%(同2位)。13歳から49歳の100人のうち、3.9人が観ていた。

 一方、松本が番組から去った後の1月28日放送は個人が4.9%(同3位)、コアが5.4%(同1位)。個人もコアも1%以上伸びた。個人視聴率の関東地区での1%は40.5万人だから、視聴人数がかなり増えた。

(中略)

 松本が番組から去ったことも視聴率アップにつながったと見る 。松本は以前から女性の視聴者に敬遠されていた。「F(女性)」の個人視聴率が全般的に低かった。性別、世代別の個人視聴率調査を見ると、どんな視聴者層に人気があるのか、煙たがられているのかが一目瞭然なのだ。松本にはアウトロー臭があるからか、損をしているようだ。

 TBS「水曜日のダウンタウン」(水曜午後10時)も松本が画面から消えた後に数字がかなり上がった。とくにコアがいい。昨年12月6日放送は個人が2.7%(横並び4位)でコアは2.9%(同2位)。1月24日放送は個人が3.5%(同3位)でコアが4.4%(同1位)にアップした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5e1f999943003d169e577dc55e005be02959bce1