アフガン支配のタリバン、共同通信助手を解放 メディア締め付け強化

アフガニスタンを支配するイスラム主義勢力タリバンの情報機関は25日、拘束していた共同通信カブール支局のアフガニスタン人助手を解放した。現地のジャーナリスト団体「アフガニスタン記者センター(AFJC)」が同日、発表した。

AFJCによると、男性助手は今月17日に拘束された。翌日には情報機関の当局者とみられる人物が支局を訪れ、ノートパソコンやカメラを持ち去ったという。AFJCは解放を歓迎しつつ、「拘束は違法行為だった」と批判した。

アフガニスタンでは、2021年8月にタリバンが首都カブールを制圧し、暫定政権を発足。女性の服装や外出、通学を制限しているほか、メディア関係者の締め付けも強化している。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASS1T7RTNS1TUHBI038.html