新大関・琴ノ若(26)の誕生に沸く佐渡ヶ嶽部屋。実はその足元で、ある裁判が進んでいる。

 佐渡ヶ嶽部屋の元力士である柳原大将氏(四股名は琴貫鐵)が、日本相撲協会と佐渡ヶ嶽親方(55)を提訴したのは2023年3月のことだった。

「発端は2021年1月、柳原さんがXで『コロナを理由に休場を希望したところ、出るか辞めるかの二択だと伝えられ、引退を選んだ』と発信したことでした」(大相撲担当記者)

 不本意な形で引退に追い込まれた柳原氏は、慰謝料など約410万円を求めて提訴に踏み切った。

 そして今年2月9日、その裁判に大きな展開があった――。

https://bunshun.jp/articles/-/68958