「果てしなき渇き」などの作品がある小説家の深町秋生さんが14日夜にX(旧ツイッター)を更新。テレビ朝日系で放送された「報道ステーション」が、政治とカネがテーマの集中審議を行った国会論戦を超える長さでMLBドジャース大谷翔平選手のキャンプ関連情報を伝えたことに「”報道あまりしてない”ステーションとでも改名した方がいい」などと皮肉を込め私見を述べた。

 「私はテレビっ子なので『報道ステーション』を見てしまったが、大谷翔平のキャンプの様子を延々伝えた後、5分ほど国会と裏金問題を放送してた。”報道あまりしてない”ステーションとでも改名したほうがいいと思うけれど、テレ朝がドジャーズ開幕戦を放送するようで『宣伝ステーション』でもあるらしい」とつづった。直後の投稿では「私もオオタニのファンだけど、『なにこの番宣ステーション』と、相変わらず引いた」とも語った。

 この日の報道ステーションのトップニュースは、4歳の娘を殺害した疑いで東京の資産家一家の両親が逮捕された事件の独自情報。午後10時24分頃から大谷のキャンプ情報や、MLB大物選手のキャンプでの宿泊事情などをCM時間を含め約11分間、続けて国会関連の情報をCMを含め約5分間報じた。

 フォロワーからは「普通なら、自民党裏金問題メインすべき」「報道捨てーション=報捨て」「どこでもやってるよね『速報です! 大谷翔平がバッティング練習で柵越え連発です』って何が速報? 報道番組作ってる人意識が低すぎでは?」「本当に全国民が『オータニさん』に興味あると思わないで欲しい。もっといま問題になってる報道をして欲しい。ジャーナリズムの怠惰」「テレビは視聴率が全てですから」などの感想が寄せられた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3a770ad5d36649bb2b5344afb58bdbc2aab4bee9