【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は14日、米軍がイラクで親イラン民兵組織カタイブ・ヒズボラ司令官を殺害した際に使用したのは改良されたヘルファイア空対地ミサイルだと報じた。市民の巻き添えを抑えるための武器で「忍者爆弾」とも呼ばれ、国際テロ組織アルカイダの最高指導者アイマン・ザワヒリ容疑者殺害にも使われた。
 同紙によるとヘルファイアは爆発物の代わりに6枚の刃を内蔵し、周囲の人間や建物を傷つけずに標的を切り裂く構造。米国の通販番組で人気を博したギンス・ナイフにちなみ「空飛ぶギンス」とも称される。国防総省とCIAにより、テロ組織の指導者殺害の目的で設計された。
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