兵庫県警の40代男性巡査部長が、同僚男性9人の体を触るセクシュアルハラスメントをしたとして、県警の内規に基づく処分を受けていたことが16日、朝日新聞の情報公開請求でわかった。処分は1月25日付。

 監査官室によると、巡査部長は本部の交通部門に勤務していた2022年3月から昨年9月にかけて、20~40代の同階級と部下計9人の体を服の上から性的に触った。

 業務をする部屋や休憩室で日常的に繰り返していたといい、被害を受けた1人が昨年9月に上司へ相談して発覚した。

 巡査部長は県警に対して行為を認め、「相手の反応を見るのが楽しくてふざけてやった」と話しているという。

 また、こうしたセクハラを把握しながら上司への報告を怠ったとして、巡査部長の上司にあたる40代の男性警部補も内規に基づく処分を受けた。警部補は「じゃれあいだと思っていた。適切な判断ができなかった」と説明しているという。(杉山あかり)

https://www.asahi.com/articles/ASS2J5TCWS2JPIHB01F.html