高級リゾート・ダボスで深まるユダヤ教観光客との対立 - SWI swissinfo.ch
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(前略

レストランのオーナー、ルエディ・フィフナー氏は大衆紙ブリックで、言葉遣いについて詫びたうえで、この決定は信仰や個人的な傾向とは何の関係もなく、安全上の懸念や、宿泊客がスニーカー姿で用具をレンタルし、その後ゲレンデにそりを放棄することを煩わしく思ってのことだったと弁明した。
「ゲストがいつの日か重大な事故を起こし、その責任を私たちに負わせるリスクをこれ以上背負いたくない」

(中略

ダボスで休暇を楽しむ正統派ユダヤ教徒が増えるにつれ、地元住民との緊張が高まってきた。ユダヤ教徒がレストランの宿泊者専用エリアでポイ捨てや持ち込み飲食をしていることに対し、地元住民が苦情を述べるという報道は多い。
エスカレートする事例もある。2017年には、ダボスから電車で3時間のアローザにあるホテルが、ユダヤ教徒宿泊客に向け泳ぐ前にシャワーを浴びるよう求める看板を掲げたことが騒動を引き起こし、イスラエル外務省が公式告訴する事態にまで発展した。

(後略