「魂までは壊せない」あの日、私は思った 願うはウクライナの勝利

私は2022年9月から1年間、奨学金を得てロンドンに留学することになっていました。自宅のある西部リビウを出発する前日の9月11日、彼からビデオ電話がかかってきました。

 「大丈夫?」「大丈夫だよ」。それから彼は、まさにその日、自分のいる東部イジュームが解放されたと告げました。本当にうれしい知らせでした。

 この2年間で、彼とは6回ほど顔を合わせました。会えるのは1~2日だけ。でも、それで十分。プライスレスな時間です。

 戦争に「絶対的な勝利」というものはあるのでしょうか。少なくとも、正義が勝つように、この世界ができる限りのことをしてくれるよう願っています。

https://www.asahi.com/articles/ASS2G3H4RS2FUHBI023.html