小型衛星投入で歓声 感極まる職員も 鹿児島・種子島
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 新型ロケット「H3」2号機は17日午前、鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられた。

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 メインエンジン始動とともに白い煙が上がり、ごう音を響きわたらせながら、一直線に上昇していった。

 発射台から約4キロ離れた観望施設では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの職員約10人が固唾をのんで見守った。

 約1年前の1号機で失敗した第2段エンジンは発射約5分後に点火が確認されたが、職員の多くが硬い表情のまま。機体の状態を表示する画面を祈るように見詰める職員もいた。

 約17分後、小型衛星を軌道投入したとの知らせが入ると、職員らは「やった」と一斉に歓声を上げ、感極まって涙を流す人も。「よく頑張った」などと喜び合う様子が見られた。

 JAXAがインターネット上で配信した総合指令棟内の映像では、軌道投入後に「よっしゃ」「良かった」との声が上がり、開発責任者の岡田匡史プロジェクトマネジャーが関係者と抱き合う姿が映し出された。