富士フイルム・スーパーカップ(17日、神戸0-1川崎、国立競技場)国内サッカーのシーズン開幕を前に行う、恒例の大会。天皇杯覇者の川崎が昨季J1王者の神戸に1―0で勝ち、3年ぶり3度目の優勝を果たした。後半開始早々に新加入のDFファンウェルメスケルケン際(さい、29)がこぼれ球に反応して先制点を決め、その1点を守った。賞金は川崎が3000万円で神戸は2000万円。「明治安田J1リーグ」は23日の広島―浦和、名古屋―鹿島で開幕する。

その名を、早速アピールした。0-0の後半3分、今季加入したDFファンウェルメスケルケンが右FKからのこぼれ球に詰め、右足でゴールゲット。これが決勝点となり、川崎に今季最初の栄冠をもたらした。

「タイトルを取らないといけないシーズン。初めに取れるタイトルを取れたことはうれしい。チームの自信にもなる」

得点後はベンチを指さして仲間を誘導。「試合前から、みんなで分かち合いたいと思っていた」と歓喜の輪を作った。オランダ人の父と日本人の母の間に生まれ、甲府の下部組織からJリーグを経由せずに欧州に挑戦。プロとしては今季初めて日本に戦いの場を移し、いきなり結果を出した。

(後略)

https://news.yahoo.co.jp/articles/4b954bf2d264b526dd769552cf15a7d1bf358459