一時停止の交差点を停止せず 鏡石駅前暴走事故、そのまま歩道へ

鏡石町のJR鏡石駅で軽乗用車が歩道などに突っ込み男女2人が死傷した事故で、須賀川署に自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで
現行犯逮捕された鏡石町本町、パート従業員の女(72)の軽乗用車が、事故現場近くの一時停止の標識がある交差点で停止せず、
そのまま直進して歩道に突っ込んだとみられることが17日、捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、交差点は事故現場から約30メートル手前にあり、周辺の防犯カメラやドライブレコーダーなどを解析した結果、
軽乗用車が一時停止をしていなかったことが判明したという。

軽乗用車が2人をはねた時点で時速40キロ以上のスピードが出ていたとみられることが既に判明していることから、
須賀川署は軽乗用車が交差点でアクセルとブレーキを踏み間違え、加速して歩道に突っ込んだとみて調べている。

また女は60代後半で運転免許証の更新をしたため、70歳以上の免許証更新時に義務付けられている高齢者講習などは受けていないという。
須賀川署は女に認知機能の低下や運転していた車に不備があったかどうかなども併せて調べる。女は通院のため、軽乗用車を運転していた。
事故では埼玉県宮代町、大学1年の男性(19)が出血性ショックで死亡。神奈川県の大学1年の女性(19)が頭の骨を折るなどし、重傷を負った。
須賀川署は17日、軽乗用車で男女2人を死傷させたとして、容疑を同法違反(過失致死傷)に切り替え、女を送検した。
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