高齢者は「大行列のラーメン店」に行くといい理由 失敗も大歓迎!?新たな冒険は幸せのタネ | 健康 | 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/732636

ある程度の高齢になった私たちは、今後のさらなる高齢化への準備として毎日実験と思っていろいろなことをしてみるといいでしょう。

難しいことではありません。日常生活の中で今までやってこなかった新しいことをなんでもいいから試してみるのです。

出かけた先で、大行列のラーメン店を見つけたら「どうせそれほどおいしくないくせに」などとシニカルに考えず、まず並んで、実際に食べてみましょう。

1時間並んでようやく食べたものの、やっぱりおいしくなかったとしても、損するのは1時間ほどの時間と1000円程度の財産です。試しもせずに否定するより、「食べてみたけどやっぱり今ひとつだったな」と経験知を得るほうがはるかに前向きです。

これまでの人生、失敗を恐れて生きてきた人も多いでしょう。けれど、こうした日常のちょっとした実験では、失敗したって全く問題はありません。いえ、それどころか失敗すること自体が新しい体験であり、楽しみになるのです。

今まで敬遠していたような派手な服を着るのもいいし、いつもは通らない道を通ってみるのでもいいでしょう。「どうせ面白くないんじゃない」と思っていた著者の本を読んでみたり、「自分にはできない」と思ってきたことに挑戦してみるのです。

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「どうせ大した内容ではない」「あんなもの楽しいわけがない」などと、行動を起こすこともなく否定的なことばかり言っていると、どんどん老けて頭が頑固になるばかりです。

「やりたいことを自由にやってみる」「全然できなくていい」「どれだけ失敗してもいい」「すぐにやめてもいいしダラダラ続けてもいい」「うまくならなくていい」「他人の目は気にしない」「他人と比べることもしない」

そんな姿勢が、楽しくゆるく生きることにつながります。まず、なんでも拒否せずそのまま受け入れてみましょう。

好きなワイン、好きなブランド、好きな車など、自分の好きなものは好きだというこだわりはあってもいいけれど、でもそれだけがいい、あとはダメと決めつけずに、他のものにも目を向けてみましょう。

(中略

通販で見かけた商品がよさそうだけれど、本当にいい商品かどうかわからない。それなら、3万円までは実験費用と決めて試してみようか。あるいは、ちょっと怪しげな投資めいた話があって、詐欺かもしれないけれどどうも気になる。それなら10万円までは体験代と思って試してみようか、などと決めておくのです。

もし、それが使えない商品だったとしても、詐欺にひっかかって手元に何も残らなかったとしても、自分で納得してやったことであれば授業料、経験料と思ってあきらめもつくでしょう。あきらめがつかなくてうつになるよりよほどましです。

(後略