・政党システムの類型論
 前回取り上げたモーリス・デュヴェルジェが政党システム論に先鞭を付けたとすれば、それを体系化したのがイタリアの政治学者ジョヴァンニ・サルトーリの一九七六年の著作『現代政党学』(岡沢憲芙・川野秀之訳、早稲田大学出版部、普及版二〇〇〇年)だろう。

【連載】前田健太郎「政治学を読み、日本を知る」(6)
分極化する政党システム ──ジョヴァンニ・サルトーリ著『現代政党学』
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