https://www.asahi.com/sp/articles/ASS156H53S15UHBI019.html

韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の妻、金建希(キムゴニ)さんがドイツ車の輸入販売会社の株価操作に関与したなどとする疑いを捜査する「特別検察官」を任命するための法案について、
尹氏は5日、拒否権を行使した。今後、法案は国会で再審議されることになる。

一方、世論調査機関・ギャラップが先月初旬に実施した調査によると、約7割が「拒否権を行使してはならない」と回答。
今回の拒否権行使で世論の反発が起きる可能性がある。

 法案は昨年12月、国会の本会議で過半数を占める野党側の賛成多数で可決された。

 大統領府は拒否権を行使した理由について、株価操作疑惑は文在寅(ムンジェイン)・前政権下で検察が2年以上捜査した結果、
起訴に至らなかったとした上で、「今回の法案は総選挙用の世論操作を目的に作られたものだ」と主張した。