ロシア軍が見つけた勝ち方「滑空爆弾による猛爆」

ロシア側は重量250kgか500kg、あるいは1500kgのKAB滑空爆弾やFAB滑空爆弾に翼と衛星誘導装置を取り付け、粗製の滑空爆撃能力を開発した。ロシア空軍のスホーイ戦闘爆撃機は高高度を高速で飛行して、40km離れた目標に向けてKABを2発以上投下できるようになった。前線から40kmというのは、ウクライナ側の地対空ミサイルによって迎撃されるリスクを完全には排除できないものの、軽減するには十分な距離だ。

KABはすぐに、ロシア軍の最も恐るべき兵器の1つになった。ウクライナ軍の兵士は、前触れもなく飛来して爆発し、建物を倒壊させたり掩蔽壕を粉砕したりするほどの威力を持つ、この静かな巨大爆弾の独特の恐怖について語っている。

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