ことしの春闘でホンダとマツダが21日、労働組合に対し満額回答し、大手自動車メーカーで最も早い回答となりました。
いずれも高い水準での賃上げを行う方針で、この動きがさらに広がるかが焦点となります。

ことしの春闘で、ホンダの労働組合は
▽ベースアップと定期昇給の相当分を合わせた総額で32年ぶりの高い水準となる月額2万円の賃上げを要求したほか
▽一時金については、過去最も高い水準となる月給の7.1か月分を要求していました。

これに対し会社は21日の2回目の労使交渉で、物価上昇などの課題の認識が一致しているとして、組合の要求どおり満額回答しました。

会社はグループ企業での労使交渉の方向性をリードしたいとしています。

一方、マツダは、労働組合が行ったベースアップ相当分と定期昇給を合わせた総額で月額1万6000円の賃上げの要求に対し、21日に満額回答しました。

今の人事制度となった2003年以降で最大の賃上げとなります。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240221/k10014366231000.html