交差点を右折するとき、交差点の中央寄りを通る正しい右折ができているだろうか?
ついうっかり「ショートカット右折」をしてしまっているかも……という方は要注意! 重大事故につながりかねない危険な運転だ。
今回は街中の交差点でショートカット右折の実態を調査。モータージャーナリストの菰田潔さんに解説していただいた。

ショートカット右折って、そもそもどんな右折?
https://jafmate.jp/car/__icsFiles/afieldfile/2023/03/22/zuhanA_1.jpg

菰田さんコメント:
「ショートカット右折とは、交差点での右折時に早めにハンドルを切ってしまい、交差点の中央寄りを通ることなく、
最短距離(ショートカット)で行こうとする行為のことです。

右折先の停止車両や、横断歩道の歩行者、自転車などに気づかないことが多く、衝突のおそれもある大変危険な右折方法ですね。
皆さんは、交差点での正しい右折方法を覚えていますか? 下記、道路交通法第34条2項をご覧いただくとして、大切なポイントがふたつあります。
ひとつめは、『交差点の中心の直近の内側』という通行すべき場所。そしてもうひとつは、『徐行』です。

このふたつをしっかりと守っていれば、ショートカット右折にはなりようがありません。
逆に、このふたつを守っていないからこそ、危険なショートカット右折になっている、ということです」
https://jafmate.jp/car/surveyteam_20230330.html