アメリカのインターネットオークションに広島に原爆が投下された時刻の8時15分を指す腕時計が出品され、23日朝、日本円で、およそ375万円で落札されました。

オークションサイトによりますと、出品された腕時計は被爆後、復興に関する調査で広島を訪れたイギリス兵が持ち帰ったものとしています。
入札は、日本時間の午前9時半に締め切られ、2万4890ドル、日本円にしておよそ375万円で落札されました。
被爆者からは憤りの声が上がっています。

【県被団協・箕牧智之理事長】
「なかなかない、8時15分を指した時計。あっち渡り、こっち渡り、闇から闇へ。オークションにかけられるようでは被爆者としては悲しい。さらしものにされているような、その品物が」

また、ICAN・核兵器廃絶国際キャンペーンも「ゆかりのない人が遺体や廃墟から見つけた物の所有を主張することは許されない」と批判しています。

https://www.fnn.jp/articles/-/661774
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