ちゃん社長@Malaysiachansan
凄い時代になりました。日本人にとってタイは常に人気の海外旅行先でした。ところが2023年は、タイを訪れた日本人が805,768人(タイ政府観光庁統計)なのに対し、日本を訪れたタイ人が995,500人(日本政府観光局統計)と、遂に両国の出入国者数が逆転したのです。これは20年前には絶対にあり得ない事でした。

この最大の要因は円安です。現に僅かこの2年で、日本円はタイバーツに対して約20%も円安になっています。タイ人にとって日本旅行は安く、日本人にとってタイ旅行は高くなっているのです。加えてタイの賃金も上昇しており、両国の物価差も着実に縮まっています。
一昔前のタイ人にとっては、日本旅行は金持ちが一生に一度行けるかどうかの話でした。しかし今のタイ人にとっては、少し稼ぎの良い会社員が毎年の様に来れるレベルになっています。

ただこの状況を悲観する必要はありません。タイは世界屈指の観光立国として成功を収めており、日本も彼らの政策から多くを学べます。例えば外国人価格です。タイでは博物館や遺跡など、様々な場所で外国人価格が設定されています。
日本もこの導入を検討すべきです。多く徴収した分は、施設の整備や人件費などオーバーツーリズム対策に充てられます。外国人観光客は多少高くても喜んで払います。何よりタイでそれは実証済みです。

確かに外国人価格の発想は「途上国的だ」と感じるかもしれません。ですが今の日本にそんな悠長な事を言っている余裕はありません。今後も円安基調は続き、外国人観光客は増え続けます。
妙なプライドを捨てられないなら、みすみす商機を逃す事になるのです。この点を忘れない様にしましょう。そしてタイは世界屈指の親日国であり、日本は今後も関係を深める必要があります。どのようにそれができますか?この考察は過去のnoteで書いています→

https://i.imgur.com/XJ4tOL1.jpeg
https://i.imgur.com/ao3ENog.jpeg

https://5ch.net/