長野容疑者は、沙季ちゃんが死亡した翌日、交際相手の男(37)とともに、暴行の疑いで逮捕され、ことし1月に傷害罪で起訴されていた。

逮捕からおよそ5か月がたった先月31日、虐待の「本丸」に迫るべく、埼玉県警は、再逮捕に踏み切ったわけだが、この間、3月19日の未明に、交際相手の男は、勾留中だった春日部警察署の留置場で首を吊って死亡している。

「彼氏できたよ」パーティーで知り合った2人
長野容疑者は、事件当時、さいたま市内のカラオケ店で働いていた。春日部市の自宅には、長女と次女の沙季ちゃん、そして交際相手の男と住んでいた。長野容疑者には夫がいたが、2019年9月ころから別居していたという。

長野容疑者。男と出会ってから”変貌”したのか・・・。
取材に対して知人は、長野容疑者について「基本的におとなしくて、とても子どもに手をあげるような人間には見えない」と語る。人見知りの一方で、好きなお酒を飲むと、はしゃぐ一面を見せていたようだ。

そんな長野容疑者と交際相手の男の出会いは去年7月、千葉県内の住宅で定期的に行われているという、ある「パーティー」でのことだった。40人ほどの男女が参加したこのパーティーで、長野容疑者は、知人に伴われ参加した男と知り合ったという。

現れた元競輪選手の男 そして”虐待が”・・・
関係者によると、スポーツ一家に生まれたというこの男は、元競輪選手で、カスタムが施されたスポーツタイプの高級外車を乗り回していたという。結婚もしていたとのことだが、男は、「妻がいたが、夫婦関係がうまくいかず、財産分与をめぐってもめている」と周囲に漏らしていたという。

元競輪選手の男が、家に来てから、沙季ちゃんへの虐待が始まったとされる。
沙季ちゃんへの虐待が始まったのは、男が長野容疑者と同居を始めた去年11月下旬以降とみられている。それまで沙季ちゃんは、元気に保育園に通っていて、アザなど虐待の兆候は確認されていなかった。しかし男の同居後、突如として保育園に通わなくなる。

2週間放置された末 3歳女児は息絶えた
少なくとも12月中旬ごろまでには、沙季ちゃんは両足の大腿骨は骨折したとみられ、そこから死亡する29日まで、必要な医療措置を受けないまま、およそ2週間にわたり放置された。

そして、骨折してまともに歩けない状態の沙季ちゃんは、顔をビンタされ、髪をつかんで引っ張られ、突き飛ばされるなどしたという。司法解剖の結果、死因は脳損傷と判明。突き飛ばされるなどした暴行の末に、頭を強く打ったことが致命傷になったとみられている。



ええ!大腿骨骨折して2週間放置でボコられて脳挫傷で死亡…
人の親のやることかよこれ