罰金10万円の略式命令を受けたのは、「知床遊覧船」の桂田精一社長です。

桂田社長は観光船沈没事故の前年の2021年、船長ら2人との雇用契約の際に給料や労働時間などを記載した書類を渡さなかったとして15日、略式起訴されていました。

また、網走簡易裁判所は法人としての「知床遊覧船」にも、罰金40万円を命じています。

いずれの略式命令も20日付です。

2021年の6月には「KAZU I」を決まったルートから外れて運航させたうえ座礁させたなどとして、15日、乗っていた船員も略式起訴されていて、桂田社長や「知床遊覧船」の安全面の認識の甘さや会社運営のずさんさが浮き彫りになった形です。

一方で2022年に知床沖で、20人が死亡し6人が行方不明になっている沈没事故は、4月で2年になりますが、網走海保などが桂田社長の立件を視野に捜査を続けています。

https://news.goo.ne.jp/article/stv/region/stv-2024022605413781.html