南東に折れた竹、吉兆の兆し 奇祭「きねこさ祭」にぎやかに

川に立てた竹に登り、竹の折れた方角でその年の吉凶を占う「きねこさ祭」の川祭りが26日、名古屋市中村区の庄内川であった。近くの七所社(しちしょしゃ)の祭りで、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈る神事。千年以上の歴史があると伝えられる。

下帯姿の男たち10人と子ども2人が冷たい川の中に入り、長さ約10メートルの竹を立て1人がよじ登った。大きくしなった竹は、「吉」とされる南東の方角に乾いた音を立てて折れ、見物客から拍手と歓声が上がった。

竹に登った後厄の武藤晃治さん(41)は「今年は年始から能登半島地震と悪い出来事で始まったが、これからはいい事があるよう願いたい」と話していた。(溝脇正)

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