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「なぜガキどもの捜査をしなければならない」と警視庁が甘く見ていた半グレと暴力団の「持ちつ持たれつ」の関係

ぎを起こしたのは半グレグループ「チャイニーズドラゴン」で、レストランには約100人のメンバーが集まり貸し切りパーティをしていた。

パーティが始まって間もなく怒声が響き渡り、「理由は分からないが、客同士がケンカをしている」と店から110番通報が入った。警察官が駆け付けると、頭部をけがして出血していた者数人を残して多くはすでに現場を立ち去っていた。

会場のあちこちでテーブルがひっくり返り、皿やグラスなどが割れた状態で散乱し放置されていた。パーティは刑務所に服役していたチャイニーズドラゴンの元リーダーの「出所祝い」だったという。そこに情報を聞きつけた別のグループが押しかけ、乱闘となった。

チャイニーズドラゴンとは中国残留孤児2世、3世たちを中心にして結成された暴走族グループ「怒羅権」(ドラゴン)が源流とされている。1990年代に暴走行為を繰り返していただけでなく、暴力事件も引き起こしていた。次第に日本人も加わり組織が大きくなっていた。警察当局によると、チャイニーズドラゴンは全国で約1500人が確認されており、東京都内では約400人となっている。