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https://www.yomiuri.co.jp/national/20231207-OYT1T50084/

26歳の芦屋市長が提案した教育委員の人事案、市議会が反対多数で否決…市議「縁もゆかりもない」

兵庫県芦屋市の高島崚輔市長(26)が1日に提案した新たな教育委員の人事案が、市議会で反対多数で否決された。高島市長が重要テーマとした教育改革に議会から注文が付いた格好で、「丁寧さが足りない」との批判の声が上がっている。

教育委員の定数は4人で、任命には議会の同意が必要。5日で任期満了となった上月敏子氏の後任として、元さいたま市教育長の細田真由美氏を後任とする人事案で、採決結果は賛成7、反対10、棄権3だった。

 細田氏は、今年9月に芦屋市が連携協定を結んだ東京大公共政策大学院の非常勤講師を務める。高島市長はオンラインを含め数十時間議論したといい、「経験豊富で、英語教育や不登校の取り組みについて教育観が合っていた」と提案の理由を説明する。

 議会関係者によると、11月30日に開かれた非公開の市議会全体協議会で、市は、細田氏を任命するとの方針を説明。上月氏の続投が有力視されていたため、驚いた議員が多く、質問も相次いだという。

 本会議で反対したある市議は「芦屋に縁もゆかりもなく、他にも要職を兼ねている。芦屋の教育が最優先されるのか疑問で、教育委員制度の軽視だ」と憤る。

 高島市長は「最高の学びの環境を期待していたであろう芦屋の子どもたちに申し訳ない」と話している。