ヴィレヴァンの赤字が止まらない、”平成サブカルチャー”の終焉か…ブックオフは絶好調な「納得の理由」
2024年2月27日 10時0分 現代ビジネス

明暗分かれる“平成サブカルチャー”
“平成サブカルチャー”の代表的企業とも言える『ヴィレッジヴァンガード』(以下、ヴィレヴァン)と『ブックオフ』。

ヴィレヴァンはもともと書店としてスタートし、ブックオフも古本を取り扱ってきており、新品を扱うか中古品を扱うかの違いはあれど、両者ともスタートは“本屋”である。そして、両社とも一般的な本屋とは異なり、おもしろいコンテンツを発掘する場として、アニメや漫画などのサブカルチャーに親和性が高い企業だった。

ただ現在、ヴィレヴァンは雑貨屋として認知されるようになっており、ブックオフはホビー商品やブランド品などに注力しているため、両社とも取り扱うコンテンツに変化があるようだ。

そんな両社が1月12日に発表した、2024年5月期第2四半期累計(23年6月~23年11月)の連結決算によると、ヴィレヴァンは営業損失7億4900万円で前年同期比より赤字が拡大しており、かたやブックオフは営業利益105億9000万円で前年比を上回っており、一時と比べて業績回復が鮮明である。

“平成サブカルチャー”を代表する企業の明暗を分けた理由とは一体なんだろうか。

そこで今回はヴィレヴァンの不調とブックオフの好調の理由について、流通アナリストの中井彰人氏に伺った。(以下、「」内は中井氏のコメント)

https://news.livedoor.com/article/detail/25946567/