長崎県立大(本部・長崎県佐世保市)は28日、25日に実施した前期日程の入試で、試験監督が誤った試験時間を伝えていたと発表した。開始前に、正しい試験時間(90分)より30分長い「120分」と伝えたものの、実際は90分で終了した。希望者には再試験を実施する。

 ミスがあったのは、同大シーボルト校(同県長与町)で行われた情報システム学部情報セキュリティ学科の試験。問題冊子や試験室の板書には90分と記載されていたが、主任監督が「試験時間は120分。問題冊子の記載とは異なりますので注意してください」と誤った説明を伝えた。実施要領の別の箇所を見たことが原因とみられる。

 この試験室では同学科の受験生100人のうち、54人が受験。主任監督は、開始80分後、別の監督からの指摘でミスに気付き、「あと10分です」と予告したうえで90分で終了した。翌日、保護者からの問い合わせで発覚。浅田和伸学長は記者会見で「皆さまに心よりおわび申し上げる」と述べた。

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