世界中で年間5万人以上が死亡していると言われる狂犬病。そんな中、日本国内でのワクチン接種率の低下が問題視されている。

 危機感が薄れる中、知っておくべき狂犬病の正しい知識を専門家に聞いた。

 2月上旬に発生した、群馬県伊勢崎市で子どもら12人が四国犬にかまれた事件。この犬が狂犬病の予防接種を受けていなかったことが発覚し、市は飼い主に対して予防接種を受けるよう指導した。

 狂犬病予防法に基づき、1年に1回の接種が義務付けられているが、実は近年狂犬病の予防接種率は低下傾向にあり、2022年度の接種率は全国平均で70.9%にとどまっている。

 いまSNS上では予防接種を受けさせない飼い主のこんな言葉が散見される。

「日本に狂犬病はないから」

 たしかに日本では、1956年を最後に犬の狂犬病発生は確認されていない。「ないものを恐れる必要はない」という飼い主の言い分は果たして正しいのか?

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https://news.yahoo.co.jp/articles/1fbfe7b7221a7284110765212b56db9d4a2de5e3

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