米半導体メーカー、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の株価が29日の取引で急伸し、時価総額が3000億ドル(約45兆円)を突破した。人工知能(AI)ブームの恩恵を受けるとの見方が追い風となっている。

株価は一時8.5%上昇。昨年10月の安値からは倍以上に値上がりしている。

シティグループはこの日、あらゆる企業や組織がAIチップを購入し、「AI市場が成長を続けている」ことから、「半導体にはかなり強気」な姿勢を維持していると説明。その上で、エヌビディアやブロードコムに並び、AMDを選好していると述べた。

だが、AMDの株価は最近の上昇で必ずしも割安とは言えない水準だ。予想株価収益率(PER)は50倍近くに上っており、エヌビディアの32倍と比べてはるかに割高となっている。

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