東洋経済
男が四人に一人結婚できない時代
「未婚男性」は未婚女性より340万人超多い現実
世界で起きている「男余り現象」とは一体何か


実は、未婚男性と未婚女性の人口差は、全年齢合計で約340万人もあります。20~50代に限定しても約300万人、未婚男性が多いのです(2015年「国勢調査」)。
つまり、日本全国の未婚女性がすべて結婚したとしても300万人の未婚男性には相手がいないということです。もっとも婚女性全員が結婚するわけではありませんから、実際にはもっと多くの男性が余るという計算になります。これが、「男余り現象」というものです。

同じ男余りといっても、かつては「若い未婚男余り」だったのに対して、今や「未婚おじさん余り」になったということです。
日本がそんなに男余り社会なのであれば、国際結婚など海外へ行けばいいと思いますか? ところが、この「男余り現象」は日本だけの問題ではないのです。
国連の「人口統計年鑑」によれば、アメリカでも592万人の男余りですし(2012年)、人口14億人の中国は、桁違いの3350万人が男余りです(2010年)。
総人口世界4位のインドネシアも673万人の男余りです(2010年)。そして、なんとインドにいたっては、5000万人の男余りになっています(2001年)。この5カ国に限らず、内紛の起きている国以外はほとんどで「男余り現象」が起きています。
国連のデータは、国によって調査年次がバラバラのため、共通年次での世界全体の男余り人口は把握できませんが、少なくとも中国、インド、アメリカ、インドネシア、日本の5カ国だけで、1億人もの未婚男には「結婚したくても結婚する相手がいない」状態です。

世界中至る所で男が余っています。結婚したい男性にとっては受難の時代です。しかし、こう書くと、未婚女性は全員結婚できそうなものですが、現実はそういう数字合わせのようにはいきません。
結婚を希望しない女性も増えている
インドのように、今でもお見合いによる結婚が主流の国は別にして、結婚を希望しない女性も増え続けていますから、実質結婚できない男は、もっともっと多いのです。
https://toyokeizai.net/articles/amp/286390?display=b
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