ベトナムの大学生が川崎でインターン 介護施設で4カ月、市長歓迎

ベトナムの国立タイグエン医療短期大学の3年生14人が川崎市内の介護施設で1日から4カ月間インターンシップを行うことになり、2月29日に福田紀彦市長を表敬訪問した。

介護人材不足の軽減を目指し、市と同大が結んだ協定に基づくプログラムで来日した1期生だ。学生の一人、レティハーさん(20)は「大変なこともあると思うが、一生懸命働きたい。いずれまた日本に来たい」と話した。

14人は女性12人と男性2人でいずれも20歳。市長との面会では日本語で名乗り「はじめまして、よろしくお願いします」と話しながらお辞儀した。

福田市長は「心から歓迎します。日本はベトナムより高齢化が進んでおり、介護技術も高い。川崎はベトナム人住民も多いので、困ったら何でも相談してほしい」と返した。

研修先は6法人の介護施設など。学生たちはベトナムで看護師の資格を取るため学んでおり、日本語も1年次から学習しているという。市側は将来的に技能実習生としての再来日を期待している。

川崎市のベトナム人人口は今年1月末時点で5741人で、5万1234人の全外国人のうち約11%を占める。国籍別順位では中国(1万6553人)、韓国(7181人)に次ぎ3位になっている。【和田浩明】

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