銅製ケーブル7カ所切断される、窃盗目的か 京都のJR大和路線

2日午前3時20分ごろ、京都府木津川市のJR大和路線加茂-木津駅間で保守工事中の作業員が、「レール間の回路をつなぐケーブルが複数切断されている」とJR西日本の大阪指令所に通報。現場でJR西の職員が確認したところ、7カ所でケーブル13本が切断されていた。

同社によると、切断されたのは電車の走行位置を把握する「レールボンド」と呼ばれる銅製のケーブル。復旧作業のため両駅間と関西線の伊賀上野-加茂駅間で始発から運転を見合わせ、上下計6本が運休、2本が最高1時間遅れ、約300人に影響した。

同社は安全運行の妨害行為として京都府警木津署と対応を調整、同署は窃盗事件を視野に捜査を進める。

https://www.sankei.com/article/20240302-SM7VJSKNERPT3PI3FG2GXPKS3I/