イエメンの反政府武装組織フーシの商船攻撃の影響で、欧州とアジアを結ぶスエズ運河を通航する船が激減している。運河を管理するエジプトのスエズ運河庁によると、1月の通航収入は前年比でほぼ半減しており、同国の痛手になっている。

 スエズ運河庁のラビア長官が地元のテレビ局に語ったところによると、昨年1月にスエズ運河を通航した船は2155隻だったが、今年1月は1362隻と約6割にとどまった。これに伴い、通航収入も今年1月は4億2800万ドル(約638億円)となり、昨年1月の8億400万ドルからほぼ半減した。

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