漫画家・鳥山明氏の読切作品『SAND LAND』プロジェクト発表会が4日、都内で行われ、鳥山氏のコメントが公開された。

発表会では、フォレストランドという新たな国を舞台に、ゲームではプレイヤーが探索できるエリアとして、シリーズ版アニメでは新章の物語として、それぞれ異なる展開を描き、フォレストランドの世界に登場する新キャラ「アン」役を小松未可子、「ムニエル」役を村瀬歩が担当する。

 また、アニメ映画『SAND LAND』(2023年公開 サンドランド)の新たな物語も描くアニメシリーズ『SAND LAND: THE SERIES』は、3月20日16時よりDisney+(ディズニープラス)スターで配信されることが決定。20日に第1話~第7話を配信、以降、8話からは毎週水曜日に1話ずつ配信される。
 

■鳥山明 コメント
SAND LAND Projectは、
ゲームがあって、そのあとアニメと進行しました。
はじめにキャラデザインを見せていただいた時、ゲームなんだと思ったんですが
その後、進行するうちに「あれ?アニメだったのかな」と思いはじめ、
さらに進行するうちに「え!両方だったのか!」と驚いた覚えがあります。

僕は連載していた『ドラゴンボール』というやや派手な作品の反動もあって、
短編や読み切りはどれも、好みである小さな世界とゆるいヒーローの
なんでもない地味で平和な話ばかりを描いてきました。
『SAND LAND』も基本的にそんな内容ですが、
さすがにこれではアクション作品として厳しいと思われたのか、
アニメスタッフの皆さんには、いろいろ派手な仕掛けをプラスして演出に重厚感を加えていただきました。

続編となる『天使の勇者編』についても、いただいた概要には見事に初めからドラマチックな要素と動きのある展開がたくさん盛り込まれていました。
僕は新キャラである天使のムニエルの設定とデザイン、アンなどのデザイン、エピソードなどを提案させていただき、続編が完成しました。

地味好きな僕では実現しなかったであろうドラマチックな展開は新鮮な驚きで、
新たな世界観と迫力あるアクションを楽しんでいただけることでしょう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/624fe6cbb568b21e77a8592f89076be2e544f5db