【市況】明日の株式相場に向けて=日経平均「5月に5万円」の最強シナリオ
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより きょう(6日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日6円安の4万90円と続落。前日の米国株市場ではNYダウが一時500ドル以上下げるなど“プチ波乱”の様相をみせたが、日本株の強さはきょうも健在だった。続落といっても売買代金上位の主力株に軟調な銘柄がやや多かったという程度。中小型株は快調に上値を伸ばす銘柄が多かった。

 新NISA導入効果によって個人投資家のニューマネーが流れ込んでいる。これを契機に市場関係者は「逆張りの個人という認識が最近は大きく覆されている」(ネット証券マーケットアナリスト)という。例えば2月22日に日経平均が最高値を更新したが、そこから1週間後の3月1日時点で信用買い残が950億円弱増加している。達成感からいったん利益を確定するのではなく、そこから買い増す姿勢が浮き彫りとなった。つまり「順張りの個人」に変身を遂げた。ニューマネーを感じ取ったベテラン個人のマインド転換である。

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