株高なのに…YOSAKOIソーラン祭りピンチ 企業が協賛金渋る
6月5〜9日に札幌市で開催予定の「第33回YOSAKOIソーラン祭り」
を巡り、市内の大学生ら約60人で構成する学生実行委員会が、
企業や団体からの協賛金集めで苦戦している。
インバウンド(訪日客)の回復も背景に今年の祭りは人出が見込めるが、
「今年は……」と協賛を打ち切る企業もあるといい、学生たちが売り込みに奔走している。
2023年の協賛金は計約700万円。新型コロナウイルス禍を経て3年ぶりに開催された22年よりも増加し、協賛募集を担当する学生は「今年も」と企業訪問を繰り返している。しかし、締め切りを1カ月後に控えた2月末時点で協賛金は150万円ほどにとどまる。

 ある企業は「協力したいのだが」と昨年に続く協賛を断り、
別の企業は協賛金の減額を申し出たという。
昔なじみの協賛企業が協賛から離れた例もあり、コロナ禍を機に経営が悪化したことも背景にあるとみられる。

 日経平均株価は史上初めて4万円の大台に乗り、
活況ぶりが報じられているが、ある学生は「それは感じら
れていない。協賛募集に限って言えば状況は芳しくない」と肩を落とす。
https://mainichi.jp/articles/20240306/k00/00m/020/054000c