1月の実質賃金前年同月比-0.6% 物価高の影響続き22カ月連続の減少 厚労省

月に労働者が受け取った「現金給与総額」は、去年の同じ時期と比べて2.0%増えたものの、物価の変動を差し引いた「実質賃金」は0.6%減少しました。

実質賃金の減少は22カ月連続です。厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査」によりますと、

1月に労働者が受け取った現金給与の総額は平均28万2270円で、去年の同じ月と比べて2.0%増えました。25カ月連続の増加です。

消費者物価指数は去年の同じ月と比べて2.5%上昇していますが、伸び率はやや抑えられました。

しかし、物価の影響を考慮した実質賃金は、0.6%の減少で、22カ月連続のマイナスです。

厚労省は「物価の伸びに賃金上昇が追い付かない状況が続いている。今後の動向を注視する」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0906b4c20311507c443243c35b05891f2c1d5f3f