大相撲の伊勢ケ浜一門は8日、大阪市内で会合を開き、元幕内北青鵬の暴力問題で宮城野親方(元横綱白鵬)が師匠の立場を外れた宮城野部屋に対し、春場所(10日初日・エディオンアリーナ大阪)限りで閉鎖する意見が一部で浮上した。閉鎖の場合、4月以降は一門内の別の部屋に所属力士ら全員が移籍となる。

大島部屋付きで師匠代行を務める玉垣親方(元小結智乃花)は春場所限りでの代行退任を明言。関係者によると、会合では他の部屋付き親方が師匠になって部屋を存続させる案も出たが見送られ、移籍を受け入れる部屋も現時点で不透明だという。玉垣親方は「一門として、いい案をもっていければ」と述べた。

今後も伊勢ケ浜一門と日本相撲協会で対応を検討する。宮城野部屋には春場所時点で十両伯桜鵬ら約20人の力士が所属している。

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