日銀、TOPIX前場2%超安でもETF購入せず 「役割終了」の見方
https://jp.reuters.com/markets/japan/E7Q2XK5UWFPIFAAHQWELCFMY4A-2024-03-11/
日銀は11日の東京株式市場で、通常のETF(上場投資信託)の買い入れを見送った。11日前場のTOPIX(.TOPX), opens new tabは2.25%安の2665.37ポイント。市場では前場終値の下落率が2.0%を超えると、日銀によるETF買いが入るとの観測があったが、購入に動かなかったことで、市場では「役割を終えた」との見方が聞かれる。
不動産投資信託(REIT)や、設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業のETFの買い入れも見送った。日銀が最後にETFを買い入れたのは2023年10月4日で、買い入れ額は701億円だった。
今回の見送りを受け、三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは、日銀のETF買いの政策枠組みについて「出口が近いことが示唆された」と指摘する。
市場では、11日前場の株価をにらみ従来通りETF買いに動くとの観測が浮上する一方で「金融政策の正常化の議論をしている中、株価はバブル期の最高値圏にあるなど、非常時とはいえない」(国内証券アナリスト)として、日銀は買い入れに動かないとの見方もあった。


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